ヤフパのメインコンテンツは呟き、「あなたの近況」というヤツだった。
そこが出逢いのとっかかりと期待されてたわけだ。
プロフィールをパラパラとめくり、住んでる地域、近隣から探すなんてのも出逢い系のやり方のひとつではあるだろう。
しかしヤフパはまずは呟き、そこで接点があった。
プロフを熱心に書いてる女子はほとんどいなかったから効果はあったと思う。
「待ち」の姿勢で自分の写真ぐらいだけ掲載してる女子は多かった。目線なんかはやってたけど。
あんまりアピール文がなくてつかみどころがない女子が多かったと思う。
それでも選択式になってるところ、喫煙者だの離婚か死別か、年収、そんなのはやたらと埋められていた。
選択肢があれば選択するけど細かく自分では書いたりしないというわけ。
ズボラな女子が多かったのかも知れない(笑) 付き合ったら苦労しそうだ、今から思えばそう思う。
そんな空白を埋めたのが呟き、「あなたの近況」というヤツだった。
呟きは今を伝えるメッセージだ。
気ままにその時の気分や近況を書いた。
雲の写真を載せる女子は随分と多かったな。
その日の気分で空を見上げる。だから雲に目が行く。なんだか寂しそうな感じもした。
その呟きに共感なり何なりを男女それぞれが持つ。男子は何を呟いてたかは知らない。
男子は女子のを、女子は男子の呟きだけを見る。
これを見てスマイルをしたりメッセージを送る。そうしてマッチングするという仕組みだった。
この近況はただタイムラインそのままに上から下に流れるだけ。
ページを繰ればどんどん前のものまで見れたが大変な労力だった。
これをやった女子がいた。
一年以上前の俺の呟きをみつけたか、あるいは居住地から俺のプロフ、そして呟きを見たのか、久しぶりにスマイルをくれたのが俺がヤフパに戻ることになったキッカケだった。
整理もされずただダラダラと近況が積み重なっていると思ってたから、発見されたのは驚きだった。
この呟きには文字制限があった。
カネを払った会員ならもっと文字制限を緩くするとか、そんなことをやってもよかったろう。
運営はそれはしなかった。センスのなさ。いったいどっちを向いてビジネスをやってたのやらw
ちなみに文字制限がどんなものかはこのブログ「熟女たちの沈黙」でも分かる。
タイトルに「※」の印がつけてないのは俺の呟きをヤフパからそのまま転載したものだ。
スマイルの数も記録している。
見てもらえば「こんな文字数か」と分かる。
俺はいつも文字制限の目一杯を呟いた。
まず気持ちのままに書いて、制限にかかると文字を削除した。
そんな方法だったから、いつも呟くのは文字数制限ピッタリになった。
一日に呟ける回数は五回。そしたら呟く内容はどうしたって吟味する。
しかし、いくらそんなことをしていても呟き足りないことがある。ちょっと不満も残った。
ある時、これをタグでできることに俺は気がついた。
タグはどんなものでも作れたからだ。
タグというのは標識だ。ブログなんかでもよく利用されている。
自分の書き込みに「美味しいモノ」とか「外食」とかやる。それが一般的だ。呟き全体につけられたテーマ、あるいはキーワードと言ったらいいのか。
ネットではそんなタグを検索して「外食」に関しての記事を引っ張っきたりする。
これが普通のタグの使い方だ。
しかしヤフパではタグ検索はできない。
ただタグをつけられるというだけだった。するとタグの意味はほとんどない。意味不明の機能ではあった。
タグは順繰りに呟きの下に並んで出てくる。結構な文字数を入れても制限はないようだった。
だから呟きにタグをつけて言いたいことを続ければよいのだ。俺は気が付いた。
やってみるとできた。
そんなに見栄えも悪くなかった。
しかしヤフパはそれがなかった。
文字制限を越えられる裏道、ハック法だった。
それにしてもタグ自体が意味不明だった。
タグで検索できないのに呟きにタグがつけられたのだ。それからどうしたらよかったのかまるで分からない。
ひょっとしてタグをクリックしたら同じタグの呟きが出たのか?
やってもみなかったから今となっては分からないが。出来たとは思えない。
そうするとタグなんてただの飾りでしかないことになる。
いや、そこに呟きの続きを書けばよいのだ、俺は気が付いた。
タグを使って呟きを「延長」するようなことを俺は何度かやってみた。
しかし面倒になっていつものように制限数だけで呟くようになってしまったけど。
油断すると閉じてしまったり書いてる途中で投稿されてしまったのだ。
早いタイピングに対応してないスクリプト、そんな感じだった。そうなると役に立たない。
まあともかく俺の気付きは当っていたわけだ。必要な時には使える、と。まずは満足だ。
あれ?
あのタグ自体は検索できない。
するとタグに俺のサイトアドレスを書いたり、ケー番を書いたり、やっても運営の検閲には引っかからなかったのか?
分からないが、やってみたかったw
やってた人はもちろんいなかった。
似たようにタグをつけてる女子が出始めた。
俺の呟きとタグを山ほどつけた近況を見たからか、それともそんな女子は前からいたのかは知らない。
前は気が付かなかったがタグを複数使ってる女子が出始めた気がした。
しかしなぜか、文字制限以内でのわずかの呟きなのだ。
呟きをタグで延長させる必要などない呟きにやたらとタグがつけられていた。
訳が分からなかった。どういうつもりだったのか。
具体的には、俺が例えば、
「こうやって呟きをして・・(略)・・本日は晴天なり。」なんて120文字かそこらの呟きをしたとするw
これが俺の呟き、近況ということだ。
文字数制限いっぱいだがまだ言いたいことはちょっと足りない。
そしたらタグに「困ったもんだぜ」、「言いたいことは多いのに」、「まあイライラしちゃだめだよな」、「今日も元気にゆこう」なんてつける。
こんな感じで複数のタグをつけるのだ。
すると制限文字を越えて内容が伝えられるというわけ。
ところが複数タグで呟く女子は本文がなぜかみんな短い。
タグで延長させる意味なんかないのにタグをいくつもつけてる女子がいた。
やはり呟きのようにして「つまんないよ」とか「いい出逢い」とか、タグが一杯ついていた。
いったいありゃどういうつもりだったのか。ねえ(笑)
ひょっとして入力の手間を省くのに使いまわししてたとか?
それはあったかも知れないが、なんだか投げやりじゃないか。
タグを一度入力すると次回は自分の候補が出るようになってた。
いや、しかし、そんなに呟くのが億劫なもんだったのか?
エックスのツイートでも二行三行なんて人がいる。
あそこでも俺は目一杯書いてるな。
どうせ書くなら俺は精一杯を書く主義だ。
「毎日、元気に暮らしていますが一人だと寂しい。
どこかにいい人いないかな。
今日は友人とイタリアンのランチとケーキ。美味しかった。」
女子はたいていこれだ。
そうしてランチの写真。
小学生の日記じゃねえんだから、なんて俺は思っちゃう。
何を突っ込んだらいいのやらw 話のとっかかりにならない。
「毎日、元気に暮らせてることに感謝する。健康な相手が一番だと思う。一人でいると寂しいとは年齢を感じるからかも。俺は寂しいなんて思わない。一人でいられるからこそ相手が出来るもの、俺はそう思うぜ。
相性のいい人は必ずどこかにいると信じてる。
今日は友人とランチしてケーキも食って満腹。友人同士の腹の探りあい、独身同士で近況報告なんてするもんじゃないね。料理は美味かった。」
うん、俺だったら同じ内容をこんな感じで書くな(笑)
まあ、どっちの呟きがいいか、人にもよるだろうけどw
女子たちの呟きが短かったのは書くことがなかったからか?
ああっ、ダメだ。
こんな呟き、とっくに文字制限オーバーだぜwww(笑)
タグで文字数を稼ごう。
「ランチケーキは腹が膨れる」「近況報告は腹の探り合いになりがち」「美味しい料理を相性のいい人と食べられたら最高」「友人との会食よりは相手がいいね」・・・
っと、こんな風にここでタグを使うというわけだな(笑)
読んでもらおうとすると投げやりには書けねえもんだよ。


